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2017年 04月 29日
山梨県、甲府市にて 冬と夏の隙間に、ほんの少し、爽やかな季節があるらしい。 若葉萌え、花ほころび、鳥はさえずる。 それを、人は春と呼ぶ。 その貴重な日和に、山を散策した。 甲府郊外の、里山というには、少し小高い山。 お目当ては、カイイワカガミの花。 通常のイワカガミは、ピンク色だ。 しかし、カイイワカガミは、白い花。 いわば、変種だ。 山梨、長野、静岡、愛知にのみ、自生する。 フォッサマグナ要素、なるものがある。 フォッサマグナ、この言葉はどこかで、聞いたことがあるだろう。 その昔、中学くらいであろうか、地理の時間に教わる。 辞典的に記せば、日本の東西を分ける大地溝帯の事だ。 フォッサマグナは、西のユーラシアプレートと東の北アメリカプレートの境目が、埋まって出来た地溝帯。 だから、地層が独特で、植物も固有種が多い。 そのようにフォッサマグナだけに生息する生物を、フォッサマグナ要素という。 カイイワカガミは、フォッサマグナ要素であろうか。 ブログ的には、フォッサマグナ要素としたいところだが。 フォッサマグナから外れ、より西の、愛知県にも自生しているとのことで、ちょっと難しい。 ところで。 フォッサマグナの西の境目、いわゆる糸魚川〜静岡構造線が、日本の東西の境目だといわれる。 地名もこの辺りを境に、東が「沢」、西が「谷」の付く名が多い。 電力の周波数も、この辺で変わる(長野県は例外だが) 面白いのは、カップ麺の味付け。 これは糸魚川〜静岡構造線より、かなり西が境目となる。 例えば「赤いきつね」は、愛知県でも「東日本向け」が出荷される。 東が濃口醤油で、西が薄口醤油。 どうやら、カイコイワザクラは、その姿に似合わず、濃口醤油が好みのようである。
by small-talk
| 2017-04-29 19:00
| 首都圏
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Comments(12)
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doronko-tonchan at 2017-04-29 19:39
いつも素晴らしい写真を撮られますね。
花が美しいです。
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甲斐の国のカイなのですね。 またまた、見たことのない花を拝見。
カップ麺に限らず、東西の仕様が違うものはたくさんありますね。 わたくし、実家は広島なんですが、そこから大阪でお笑いの勉強をして、その後東京へ引っ越してきました。 東西の味に付いては実体験が山ほどあります(笑) 帝塚山から福生へ、あのときは2tトラック1台で来れたのに、今の荷物はその10倍? 動きも鈍くなりますね。 こちらで各地の様子を拝見するのは極上の楽しみです。
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kochira703 at 2017-04-29 22:12
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dacha883 at 2017-04-29 22:20
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takeshi_kanazaw at 2017-04-29 23:24
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small-talk at 2017-04-30 08:49
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small-talk at 2017-04-30 08:53
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small-talk at 2017-04-30 08:55
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small-talk at 2017-04-30 08:59
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small-talk at 2017-04-30 09:04
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sternenlied2 at 2017-04-30 14:31
海中の花のように見えました。
背丈が10cmほどの小さな花なんですね。 独特な地層に生える固有種だそうですが、 本当独特な風情の花ですね。 いつも日本食を配達してくれるベルリンの 日本食品店にも「赤いきつね」がありますけど、 濃口、薄口どっちなんでしょうね(笑)
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small-talk at 2017-04-30 16:39
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