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2010年 02月 09日
静岡県、沼津市にて。 沼津は伊豆半島のちょうど付け根にある街だ。 その沼津に、海と並行して南北に連なる丘陵がある。そこを「沼津アルプス」と呼ばれている。 標高は400mにも届かないので、ヨーロッパアルプスの10分の1にも満たない。 「アルプス」と呼ぶには、ずいぶんと大げさだ。 まあ、一種の洒落だろうから目くじらを立てるのは、野暮だろうし大人げないだろう。 会社の人に誘われて、この沼津アルプスを歩いてみた。 人の選んだ山は、自分とは違った視点でセレクトされている。 だから、思いもかけない場所へ連れていって貰えるので、意外性があって面白い。 さて、沼津アルプスだが、標高こそ低いが、展望が素晴らしい。 なんといっても、海の近くだから、海がとてもよく見える。 山から見る海は、大抵霞んで白っぽくなるが、ここは海岸線がすぐ近くだから、海が青く見えるのだ。 海だけではなく、富士山や南アルプスの展望もあって、こちらも侮れない。 登山道は、思っていたよりアップダウンがあった。 ちょっとした岩場も現れて、地元の人が「アルプス」と呼びたくなるのも解る。 4時間ほど歩き、少し疲れたので、峠から下ることにする。 峠からは、青年とおぼしき歓声が聞こえる。野球か何かの練習でもしているのだろう。 下り始めると、10分位で人里に出た。こんなアルプスも悪くない。
by small-talk
| 2010-02-09 21:56
| 東海
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Comments(4)
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by
andoodesign at 2010-02-10 19:44
こんばんは。
文章に引き込まれ、風景を見ながら歩いているような気分になりました。 こんな場所に別荘でもあったら楽しいだろうな...、なんて妄想してしまいました。笑 標高は低くても眺めが良いので、アルプスでOKです。
0
駿河湾が見えているのですね。 歩けるって素晴らしい。
アルプスといえば、例えば「モン・ブラン」、その名を冠したお菓子もありますが、 どうして名前の通りに「白い山」を連想させる色形をしていないのでしょう。 アルプスというと、どうしても気になってしまいます。 あの山、夏場は雪が消えてしまうのでしょうか。
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by
small-talk at 2010-02-10 21:38
Commented
by
small-talk at 2010-02-10 21:44
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