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2017年 10月 22日
※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 長野県・小谷村、栂池にて 湿原の水草も秋の、それも、晩秋の装いとなる。 雨の雫が、儚い季節の象徴のよう。 雨の選挙日。 投票率は、伸び悩むのだろうか。 自治体の防災放送を使ったのか、今日の昼、棄権せずに投票しようと、呼びかける声が聞こえた。 棄権の是非は、ともかく。 棄権とは、字のごとく、「権利を棄てる」ということ。 つまりは、権利を棄てるな、と呼びかけている。 何となく、権利が義務になったような雰囲気。 参政権という、歴史を紐解けば、民主主義の象徴。 それが、いつしか「義務」と、なってしまった。 つまり、日本は「とりあえず」平和で豊かな国、だということだろう。 君主から、財産の大半を搾取されたり、非人道的な扱いを受けたり、内戦で家族を失う、といった、「差し迫った」危険がない。 反論する向きも、あるだろう。 確かに地政学的に、日本は安全とはいえない、というか、かなり危険だ。 近い将来、ふたつの超大国の狭間で、様々な問題に直面するだろう。 安全保障のグランドデザインを、どうするか。 地震や火山といった天災をどうするか、という大問題も横たわる。 超高齢化社会だって、相当な深刻な問題だし、エネルギーや環境問題だって、のっぴきならない。 各々の問題が、どの程度解決できるかは分からないが、政治の果たす役割は小さくない。 でも、何処か、リアリティがない。 言い換えれば、想像力がないと、危険を感知できない種類の問題。 明日食う糧が無く餓死する、のとは、違うのだ。 暫定的ではあるが平和な国家の民、にとっての選挙。 棄権しない人でも大半は、仕方なく行く「義務のような権利」なのであろう。 「義務」と「権利」で思い出すのは「義務教育」という言葉。 本来、子供が「教育を受ける権利」。 「権利教育」と言うべきであろう。 まあ、保護者には、子供に教育を受けさせる「義務」はあるから「義務教育」なのだろう。 でも、当の子供だって「権利」だと、思っていない。 「義務」で、学校へ通っている認識だろう。 無論、学校が楽しい子供も、たくさんいるし、何より、将来の糧となる。 でも、それは、あくまで結果論。 世の中のシステムに沿って、通っているのであって、純粋に自らの意思で行っていない。 という意味では「義務」なのである。 権利とは、奪い取るものである。 確か、フランス革命の勇者か誰かが、そんな言葉を残している。 奪い取った後は、与えられるもの、もうちょっと格好良く言えば、保障されるものに、変化する。 学ぶ権利があり、働く権利があり、好きな人と結婚する権利があり、そして、究極的には、生きる権利がある。 でも、生きる権利とは、つまり、生きる義務でもあるのだ。 いや、生きる権利を放棄して、死ぬ権利を行使しても構わない。 でも、それが嫌ならば、生きる義務を、全うせねばならない。 権利とは、行使するべくモノを想定して、決めている。 一見それは、自らの意思で行使しているように見える。 でも、その実、世の中のシガラミで行うこともまた、多いのである。 それは、実質的に「義務」なのであろう。 シガラミは、漢字で書くと柵。 ということは、僕らは堀のない刑務所で、暮らしているようなもの。 人間社会、という名の刑務所で。 何だか、希望のない話に、なってしまった。 でも。 「義務教育」で行く学校だって、何割かは楽しい筈。 義務は、当人の意思が無視されるが、そもそも、人間は自分の意思で生まれたものではない。 生きとし生けるものは、生かされるもの。 生を受けた時点で、生きる義務を背負う。 それを楽しめるかどうかが、「意思」なのだろう。 その意思が、権利の本質、なのかもしれない。 義務と権利の、大団円みたいに。
by small-talk
| 2017-10-22 21:00
| 北アルプス
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Comments(10)
ヒトに限らないけれど、身近な存在として、
そもそも不幸を背負っているなら、本人の意志なく、親や社会の欲求でこの世に引きずり込まれたからかもね。 全ての生物がそのようにして、次の社会を背負わされる。 そして同じことを繰り返す。 どうして生き延びたいのでしょうね。 このシステムって、誰が恩恵を受けているのか、不思議です。 わたしたちは遺伝子の乗り物と言われますね。 このように命を繋げることを「本能」とか言って納得して良いのかしら。 もっと疑わなくて良いのかなぁ。 言ってみたいよ、「敵は本能寺にあり」って。
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small-talk at 2017-10-23 08:00
生物は、遺伝子が主役で、生物自体は乗り物、というのは、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」ですよね。
生物は、遺伝子のプログラムの上で、行動が決定される存在、なのです。 でも、なぜ、そういう、自己保存する方向性になったのでしょうかね。 乗り物の僕達は、使い捨てです。 でも、当人にとっては、唯一無二な存在だから、使い捨てであろうとも、自らの生命を少しでも伸ばしたいということなのでしょうか。
こんにちは
選挙はここ数年期日前投票をしてます。 よほど迷って決まらない限りは投票してます。 世の中の仕組み縛り中で生きてるわれわれは そのなかで抵抗しながら自分なりに希望を持って自分の意志でなにかをする。 それがせめて自分の存在を知らしめる手段なのでしょう。
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small-talk at 2017-10-23 12:49
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sternenlied2 at 2017-10-23 13:27
澄んだ水と光の玉のような水滴が綺麗ですね。
こういう沈んだ感じの青って好きです。 権利が義務になる時もあるので厄介ですね。 私、20歳になって、選挙がある前に ドイツに渡ったので、日本で投票したことないのですよね。 こちらで国籍を取得してるので、こちらでは投票してますが。 この10月に2度選挙があって、つい先日も投票に行って来たところです。
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small-talk at 2017-10-23 18:41
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takeshi_kanazaw at 2017-10-24 16:57
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small-talk at 2017-10-24 18:51
takeshi_kanazaさん、いらっしゃいませ。
無事のご帰国、なによりです。 社会主義国は、仮に理想的な政治であっても、平等を手に入れたかわり、自由は制限されますものね。 それに、なぜか平等でもないのですよね。
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kochira703 at 2017-10-24 22:44
投票する前から結果が分っているような、昨今の選挙。
棄権したことはない私も、訳の分らない解散に始まり、野党の混乱。 アホらしくなって行くのを止めようかと思いましたが、義務感だけで行ってきました。 日本の行く末なんて知るもんか、ささやかな暮らしに満足(笑) これがいけないのでしょうね。
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small-talk at 2017-10-25 19:09
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