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2017年 10月 26日
※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 鹿児島県・霧島市、霧島連峰にて 3年ほど前の写真を、引っぱり出してみた。 奥に聳えるのは高千穂山、手前の火山口は、新燃岳。 新燃岳は今年、10月11日に6年ぶりに噴火活動が始まった。 石黒耀氏の小説「死都日本」。 霧島(を含む、加久藤カルデラ)で破局噴火を題材とした小説だ。 日本が、大規模火山災害に巻き込まれる様を描く。 フィクションだが、火山学者の間でも評価が高いといわれている。 学的根拠に、基づいているのだろう。 破局噴火 〜この言葉も「死都日本」中で考案されたのだが〜 とは、地下マグマが一気に噴出する、破滅的な噴火を指す。 火山の噴火というと、せいぜい、近隣の町の山裾に火砕流が流れる程度、を想像してしまう。 しかし、大規模な噴火だと、そんなものでは済まない。 7,000千年ほど前、鹿児島沖の鬼界カルデラが爆発した時は、100km離れた薩摩半島まで達したという。 この噴火で西日本の縄文文明は滅び、九州は1,000年ほど人の住めない地となってしまった。 火山はひとつの文明をも滅ぼす、パワーがあるのだ。 それでも可愛いもの、らしい。 スマトラ島のトバ湖で75,000年前、超巨大噴火が起きた。 大量の火山灰が放出され、急激な寒冷化となる。 それに、火山灰が混じった空気など、言ってみれば、アスベストを大量に吸っているようなもの。 人類(の祖先)は、ほぼ絶滅し、かろうじて生き残った末裔が、今の人類なのだ。 この時、絶滅した霊長類も多いらしい。 ひとつの火山が、人類を滅ぼすことすら、あるのかもしれない。 さて、そこまでの天災となれば、成すすべもない。 だから、対策など立てても意味はない、とも思える。 考えても仕方がない。 それでも。 天災は、規模の大きさと、頻度が反比例する。 スマトラの悲劇は、数十万年に一度くらいでも、富士山の噴火は、百年単位の頻度、のように。 だから。 せめて、富士山の噴火で、数センチの灰が東京に積もっても、早期に復活できるとくらいの備えは、あっても良い。 人間の叡智は万能ではないけれども、ひとかけらの情けは、宿っているかもしれないのだから。
by small-talk
| 2017-10-26 21:00
| 九州
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Comments(12)
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sternenlied2 at 2017-10-27 02:18
写真でもこんなに素晴らしいのですから、実際に見ると、
息を呑むようなインパクトのある情景だったのでしょうね。 こういう情景を前にしていたら、沈黙してしまうでしょうね。 最近バリ島の火山が噴火しそうだとニュースに頻繁に書かれてましたけど、 おさまったのでしょうか。その後何も聞きませんね。
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umi_bari at 2017-10-27 04:05
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takeshi_kanazaw at 2017-10-27 07:45
そう言われれば、我々の住んでいる地表は薄い皮みたいな地殻。
マグマが飛び出せば、壊滅的になるでしょうね。 何時もながら博学な貴兄のコメントは面白い。 杞憂と言えばそうとも言えるし、何時かおこる必然という気もするし・・。
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small-talk at 2017-10-27 07:50
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small-talk at 2017-10-27 07:52
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small-talk at 2017-10-27 07:56
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small-talk at 2017-10-27 21:57
monopodさん、いらっしゃいませ。
僕は東京在中で、九州は遠いのですが、近畿圏の方は、行きやすくて良いですよね。 この写真を撮った旅行は、新神戸まで新幹線→三宮から夜行バスで鹿児島入りしました。
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iwamoto
at 2017-10-27 23:38
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kochira703 at 2017-10-28 15:14
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small-talk at 2017-10-28 22:59
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small-talk at 2017-10-28 23:02
kochira703さん、いらっしゃいませ。
地球は、ある意味、大惨事の歴史の上に成り立ってます。 巨大隕石がぶつかったり、などですね。 心配しても仕方がない規模の災害はどうしようもありません。 でも、備えありば憂い無し、とはいかなくとも、多少の備えは、必要ですよね。
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