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2017年 12月 11日
雨上がりの公園。 水たまりに、小さな絵が浮かんだ。 落ち葉、というものは、フォトジェニックなもの。 ただ、得てして思った所、つまり「絵になる場所」には、落ちない。 だから「絵になる場所」に移して、撮ったりする。 悪い言い方なら、改竄、捏造、ヤラセ。 良い言い方なら、創意工夫、演出、アレンジ。 僕は一応、このような被写体は、「自然写真」を撮っているつもりなので、ほとんどそういった作為はしない。 ただ、「善意の第三者」に、なっているかもしれない。 善意の第三者? たとえば、盗品をもらった人が、いたとする。 でも、それが「盗品だと知らなかった」場合は、共犯者にはならない、みたいな事。 写真を撮る人の多い所では、落ち葉を絵になる場所に移して撮る人も多い。 出来すぎの物件は、「犯行の匂い」がプンプンする。 長年、写真を撮っていると、麻薬犬だか、老練刑事みたいな勘が働くのだ。 まあ、現行犯でない限り、僕は「善意の第三者」なので、便乗して、撮っておくが。 今回の案件は、まず、作為ではないだろう。 水たまりの中に、葉を散らすのは、難しい。 足跡なり、何なりの痕跡が残る。 推理小説顔負けのトリックでもあれば、別だが。 とりあえず、自然の完全犯罪ということにしておこうか。
by small-talk
| 2017-12-11 19:00
| 東京
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Comments(16)
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takeshi_kanazaw at 2017-12-11 19:44
そうか、私はこれまで犯罪を犯してきたかもしれない。
モミジはおろか、枝を左右に広げて・・・。 そうまでしても、結果は大した成果がない。
0
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aitoyuuki32 at 2017-12-11 20:10
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umi_bari at 2017-12-11 21:40
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small-talk at 2017-12-11 22:13
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small-talk at 2017-12-11 22:14
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kochira703 at 2017-12-11 22:16
朽ちた葉と泥との混在、空を写す水たまり、スポットライトを浴びた真新しい落ち葉、
人の作為を超えているように思えます。
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small-talk at 2017-12-11 22:16
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small-talk at 2017-12-11 22:45
iwamotoさん、いらっしゃいませ。
誤解を招く、というか適切でなくて申し訳ないのですが、自然写真、というのは、かなり噛み砕いた表現ですね。 写真の歴史の文脈で語れば、ストレートフォトグラフィと、コンストラクティッド・フォトグラフィの違いです。 森村泰昌みたいに作り込んだ写真も好きだし、おそらく、こちらの方が現代においては、芸術的でしょう。 でも、写真の何割かは、「記録」に意義があるのかな、と思うのですね。 だから、一応の線引きとして、被写体そのものの作為はしない、というのが、僕のポリシーです。 まあ、いい加減な人間なので、緩やかなコンセンサスですけれど(笑)
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small-talk at 2017-12-11 22:49
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sternenlied2 at 2017-12-11 23:06
あら、新記事にもうこんなにたくさんのコメントが!
へえ、落ち葉をわざわざフォトジェニックな別の場所に持って行って写す人がいるのですね?! 自然に偶然にいい具合に配置されてるのを発見した時に写欲をそそるのであって、 自分でアレンジして撮るなんて、思ってみたこともなかったです。
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small-talk at 2017-12-11 23:46
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dacha883 at 2017-12-12 00:02
こんばんは。
確かに落ち葉は絵になるところに落ちていないものですね。(笑) でも完全犯罪は難しいもので、どこかに不自然さが残るものです。 私は不器用なので、ただひたすら自然の作り出すデザインを探しています。
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blackfacesheep2 at 2017-12-12 12:10
ヤラセ写真、たくさん撮ってます。^^;
私の写真の師匠は「ヤラセと言うな、仕込みと言え」と言いました。 その言葉を金科玉条として、自然に見えるように「仕込んで」ます。 でも、時々やりすぎて、不自然に見える時もあるんですよね。 そんな時は、まさしく罪の意識を感じてしまいます。(´;ω;`)
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small-talk at 2017-12-12 21:47
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small-talk at 2017-12-12 21:52
blackfacesheep2さん、いらっしゃいませ。
伝統の味噌蔵や、コダワリのラーメン屋さんみたいですね。 考えてみれば、子供の写真なんて、好きな人と恋して、愛を育んで、その結晶を大切に育てて写真を撮るのですものね。 人生を賭けた仕込み、かもしれません。
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