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2010年 06月 27日
千葉県、野田市にて。 今回は、写真とは全く関係のない話。 先月、iPadを買った。 発売日に会社の帰りに家電量販店を冷やかしに行ったら、在庫があると言う。 しかも行列などもしておらず、すんなり買えるという。 他では、なかなか手に入らないと言われていたiPadがあっさり買えるとなると、欲しくなるではないか。 つまり、衝動買いをしてしまったということだ。 手に入れたら、一通りのことは試したくなる。 電子ブックの閲覧、動画再生をしたり、はたまた、ちょっと気の利いたゲームなどのインストールして、悦に入る。 新聞や雑紙などのiPad用のコンテンツも試しに買って、再生してみたりした。 電子辞書も入れて見た。これは、web上の辞書とは比べものにならないくらい、速い検索が出来る。 鼻歌で曲名を検索するソフト、なんてものも入れたりした。話は逸れるが、このソフトの検索能力は相当なもので、人並み外れた音痴の僕がハミングしても8割近く、曲を探し当ててしまうのだ。 また、PCとのデータのやり取り、なんてことも試してみた。PC用の書類をiPadで閲覧したり、修正したり出来るようにするソフトも入れた。図に乗って、PCの画面をiPad上でリモートコントロールするソフトなんかも入れてみた。 ただ、そういった生産的な事は、あまりiPadは得意ではないと思った。 そういうことは、もっと画面が大きくてキーボードが使えて、汎用性のあるファイルシステムを持つPCのほうが、向いている、まあ、あたりまえといえば、あたりまえなのだが。 そんな風に、ひと月ほど色々いじって、結局一番使っているのは、webサーフィンとメールのチェック、それと電子ブック。 後は、気が向いた時、映画を見たり、ゲームをする程度。 今まで、PCなどで行っていた事や、本を読んだり、ビデオを見ていた事となんら変わらない。 違うのは、たとえばベッドに寝転だりしながら、色々なことを、気軽にシームレスに出来ること。 スマートフォンでは不可能なディスプレイの大きさ。 PCでは難しいタブレット形状の絶妙なバランス。 これが、iPadの真骨頂なのだろう。 身も蓋も無い言い方になるが、iPadは無精者には、ピッタリのツールだ。 それも、無精者がもっと無精になれる、素敵なデバイスなのだ。 今はまだ、電子ブックの発行点数が少ないから、今は本を「書籍」の形で買うと思うが、将来はもしかすると電子ブックという形で買うようになるかもしれない、と思った。 もちろん、紙に比べて目が疲れるとか、意外と重い(700g位ある)といった欠点もあるが、そういう技術的な部分がクリアになったら(もしかすると、ならなくとも)、紙の書籍は衰退してしまうだろう。 人間は、基本的に無精でせっかちな存在だ。 手軽で手間の掛からないものが、市場を占めてしまう。 たとえば、カメラ。 デジタルカメラがほぼ銀塩カメラを駆逐してしまったのは、いちいちフィルム買ったり、現像をしにカメラ屋さんへ行かなくとも、書き換え可能なフラッシュメモリーが使え、背面の画面ですぐに確認出来るから、というのが大きい。 つまり、手軽で楽だから、デジタルカメラを大半の人は選ぶ。 決して、画質が良いからとか、品質が良いからではないのだ。 そう考えると、ネット上で、サクッと立ち読みをして、その場で決済出来てすぐに読める電子ブックが従来の本を駆逐するのは、目に見えている。 紙の温もりが良いとか、洒落た装丁が良いとか、そういう「些細」な事は、無精でせっかちな大半の人間にとっては、二の次なのだ、残念ながら。 電子ブックに限らず、ほぼ全てのメディアがiPadのようなデバイスに、集約されてしまうのだろう。 それは、ある意味恐ろしい気もする。 これはかなりの極論だが、たとえば、電子ブックが市場を完全に席巻したら、製本技術というものが必要無くなる。 必要の無い技術は、急速に衰退する。 必要の無い技術には投資は滞るし、技術者や職人は職を失うから、その技術を維持出来なくなる。 人間は本を作ることが出来なくなってしまう、かもしれないのだ。 コンピューターやネットワークの進化の先には、そういった今まで培ってきた、既存の技術がゴッソリと失われる未来が待っている。 それは、多分もう止めることの出来ない時代の流れだろうし、仕方のない事だろう。 iPadは、そんな時代のレクイエムなのかもしれない。
by small-talk
| 2010-06-27 21:05
| コンピュータの話題
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Comments(11)
わたしは、ある分野の職人なのですが、その意味では駆逐されつつあるのかもしれません。
あるときは、日本を喰わしてやってる気分でしたが、今ではお荷物と言われてるような感じです。 でも、そんな繰り返しで歴史は続いてきたのでしょうから、後のことは知りません。 それを選んだ人間がなんとかすれば良いのです。 さあ、どうなってゆくのでしょうね。 わたしは棺桶に両足突っ込んでるから、もういいけどさ。 もし、レクイエムを誤訳である「鎮魂歌」という意味でお使いなら、これがちょっと難しいのですが、意味が違うとも言えます。 面倒くさいでしょうが、お時間があって、気が向いたときにお調べくださいませ。
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2日ほど前ですか産経新聞タダで見れてラッキーと思っていたら突然課金しなければ2ページ以上は見れないようになりました。ちょっとショックでしたが一ヶ月1500円だったので購入しました。毎朝iPadで新聞を読むのが日課になりました。
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y_and_r_d at 2010-06-27 22:23
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small-talk at 2010-06-27 22:39
iwamotoさん、いらっしゃいませ。
考えてみれば、産業革命の時にも色々な技術を失っている(例えば馬車を操作する技術とか)はずですし、技術の進歩なんてそんなものなのかもしれませんね。
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small-talk at 2010-06-27 22:43
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small-talk at 2010-06-27 22:46
y_and_r_dさん、いらっしゃいませ。
道具というものが、手の延長線にあるものだとすれば、この様な情報機器は、さしずめ脳の延長線にあるのかもしれません。
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huurinlikesweet at 2010-06-28 00:04
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huurinlikesweet at 2010-06-28 08:31
で ↑野田までいつ行かれたんですかあ~
うどん屋さん 風布 行かれましたかあ?
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sasayakukaze at 2010-06-28 19:03
夫が買ったんですが、まだ使いこなせてないようです(^^;;
おもちゃにしては安くないけど、こういうものは、やはりおもちゃとして存分に楽しむのがいいと思っています。 個人的には仕事には使ってほしくないw
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small-talk at 2010-06-28 22:04
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small-talk at 2010-06-28 22:06
sasayakukazeさん、いらっしゃいませ。
革命的なデバイス、とかマスコミは言ってますが、仰せの通り、オモチャですよね。 オモチャといっても悪い意味ではなく、娯楽用品としてはかなり優れているという意味です。
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