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2011年 03月 14日
神奈川県、秦野市にて。 地震から3日目。 テレビでは、ニュースを流し続けている。 無理もない。 10年に1度くらいのニュースが、いくつも同時に起きているのだから。 福島の原発。 まさに綱渡りの状態。 政府は口には出さないが、チェルノブイリの再来となるか、国民は恐怖におびえている。 原子炉圧力容器の水位に、一喜一憂しているのが悲しい。 首都圏の計画停電。 勤務先や学校に、たどり着けなかった人も沢山いた。 なんとか、たどり着いた人も疲労困ぱい。 得意先や取引先も人が少なく、生産性は著しく低い。 初日の被害者としての感想は、これがひと月も続いたら、首都機能はどうなるだろう。 しかし、その一方で、これほどまでに交通機関に頼ってきっていることを知る。 今は、この現状を打開するのが精一杯だろう。 頑張るしかない。 しかし、一息ついたら、反省しなければならない、と思う。 政府も、行政も、そして我々も。 豊かさのために、どこか無理な社会を築いてはいないか? 「北の国から」の作者、倉本聰が開設した富良野塾。 脚本家の養成をする学校だ。 その塾では、年に1度、電気もガスも使わない「原始の日」というのがあったのだという。 文明に浸りすぎた社会を、見つめ直すという趣旨なのだろう。 文明に頼りすぎた社会。 技術を過信しすぎ、自然に対する謙虚さが、忘れてしまった。 これだけの天災だから、国とか誰かの責任だけではない。 でも。 もう少し良い、人と自然との付き合い方があったのかもしれない。
by small-talk
| 2011-03-14 21:31
| 首都圏
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