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2013年 07月 14日
山梨県・南アルプス市、仙丈ヶ岳にて。 晴れれば、遠くの山なみまで見渡せる展望の山、仙丈ヶ岳。 しかし、あいにくの濃霧で視界は20メートルあるかないか。 霧というものは不思議なもので、視界を遮るのに、景色を広く見せる。 見えないところを想像で補う力が、人間には備わっているのだろう。 実物よりも、その想像のほうが勝るのか、景色をより雄大に感じさせる。 霧の彼方、という見えない存在は、見えないからこそ「何かがある」と想像する。 本来持ちあわせている狩猟本能かなのか、それとも天敵から身を守る危機管理能力か。 見えないものに対する期待と恐れが、景色を増幅させる。 霧の彼方に雪渓が浮かんだ。 梅雨開けだというのに寒い山の稜線には、冬がうっすらと残っていた。
by small-talk
| 2013-07-14 19:49
| 甲信越
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Comments(2)
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by
takeshi_kanazaw at 2013-07-14 19:59
一瞬海の中の風景かと思いました。
落ち着いたら山へ行きたいな・・・。
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by
small-talk at 2013-07-15 09:45
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