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2017年 10月 15日
長野県・東御市、池ノ平にて ツマトリソウの花。 夏の、それも初夏の花だ。 なぜ、今時分に載せるかというと、まあ、こじつけなのだが。 今日の遺伝子工学は、時に、不思議な解明をしてしまう。 多数の人間の遺伝子を調べて、約8,000年程前、人間社会は、極端な一夫多妻制だったらしい。 要は、結婚出来る少数の男と、結婚出来ない多数の男がいた社会。 なぜ、そのような事が判るかというと… 人間には、母親からしか受け継がれない、遺伝子がある。 ミトコンドリアDNAと呼ばれる、遺伝子。 これは、殆ど、卵子の細胞にしか存在しない。 だから、母親からしか受け継がれない、特殊な遺伝子なのである。 また、父親からしか、受け継ぐことの出来ない遺伝子もある。 性染色体のY遺伝子。 性染色体は、性別を決定する遺伝子で、ふたつの遺伝子の組み合わせで決まる。 XXならば女性、XYならば男性。 つまり、男の子の持つY遺伝子は、必ず父親由来のものとなる。 なぜなら、母親はそもそも、Y遺伝子を持っていないから。 このふたつの遺伝子を手がかりに統計を取り、世代を遡ると… ある時代に、自分の遺伝子を、後世に残せた男と女の割合が判る。 すると、約8,000年程前の時代では、結婚出来ない男が大半を占めていた、という結果となった。 一説に依ると、18人に1人しか子孫を残せなかったらしい。 それは、極端な一夫多妻制の世の中である。 なぜ、そのような事が起きたのか? その頃、人類は、農耕や牧畜を始めた。 つまり、食料の安定自給が始まった時代。 それは、狩猟に頼る時代と違い、「貯蔵」という行為が拡大する。 つまり「富」という、経済力なる観念が生まれる。 当然、貧富の差、経済格差が大きくなる。 経済力のある男は沢山の妻をめとり、そうでない者は結婚出来ない。 そんな時代だったと、推測される、らしい。 語弊があるけれど、「経済力のある男=優秀な男」だとすれば。 経済力のない人が子孫を残せないのは、ある種、合理的な自然淘汰といえる。 今でも、例えば、イスラーム社会では、基本4人までの、一夫多妻制が容認されている。 でも、これは、かなりの金持ちでなければ、多妻できない。 複数の妻は、公平に扱わねばならないし、結納金や、離婚時の違約金も大きい。 だから、現代の人間社会は、制度上はともかく、実質的には一夫一妻なのだ。 8,000年前と、現在と、どちらが経済格差があるか? これは、当然、現在であろう。 経済の規模が大きくなれば、富の集中も大きくなるから。 例えば、世界の富豪ランキング上位8人の資産は、全人類の下位36億人と同額だという。 ならば、今こそ、「極端な一夫多妻制」の方が合理的な気がする。 100人に1人の男しか、子孫を残せない、みたいな。 でも、人間社会はそれほど単純ではない。 単に「経済力のある男の遺伝子」ばかりだと、何かと弊害が残る。 何より、多様性が損なわれるので、長期的には、人間社会が弱体化してしまう。 会社とかでも、そうでしょう。 優秀な営業マンだけより、職人気質のエンジニアも居たほうが発展する、そんな感じか。 だから、法律で一夫一妻制を採る国が、多いのだろう。 一夫多妻制だとしても、かなり制約のある制度に、落ち着いている。 風習や法律は、結局、社会全体に不利なものは、長い年月のなかで、いつしか、淘汰・洗練されてしまうのだ。 一夫多妻の、動物も多い。 でも、どうやら、現代の人間社会では、基本的に一夫一妻の方が、上手くいくらしい。 ダダイズムの画家、ピカビアに、面白い名言がある。 「神が同棲を発明した。悪魔は結婚を発明した」 8,000年前の「お金持ち」は、18人の悪魔と契約したのだろうか。 一夫多妻制の是非は、ともかく。 確かに、気苦労しそうである。
by small-talk
| 2017-10-15 22:19
| 北アルプス
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Comments(10)
逆は考えなくて良いのでしょうか。
もしかしたら、この花が「ムコトリソウ」であったかもしれない可能性。 男は女から生まれたと思います。 いずれ、男は不要になるでしょう。
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sternenlied2 at 2017-10-16 04:10
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small-talk at 2017-10-16 07:52
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small-talk at 2017-10-16 07:57
sternenlied2さん、いらっしゃいませ。
一夫多妻制は、女性にとって、イヤなものなのでしょう。 好きな人を、独占したいですものね。 ただ、一夫多妻制も、例えば、戦争などで、男が極端に減った状況下などでは、仕方ないのかもしれませんね。
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small-talk at 2017-10-16 08:01
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takeshi_kanazaw at 2017-10-16 10:37
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small-talk at 2017-10-16 12:14
takeshi_kanazawさん、いらっしゃいませ。
まあ、現代の一夫一婦制でも、私目は独身ですが(笑)
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kochira703 at 2017-10-16 22:38
統計学的にはのお話でしょうが、
「結婚できる少数の男と、結婚できない多数の男」がいる社会は考えにくい。 いつの世にもカップルはいて、子どもも生まれたけれど、 経済力のある男の子孫が生き残ったということでは? 経済力というのは恐ろしい。
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small-talk at 2017-10-17 00:06
kochira703さん、いらっしゃいませ。
多分、なのですが。 結婚出来なかった男性というのは、妻子を養える経済力がなかったのでしょうね。 それで、仕方なく?女性は、ひとりの男に集中してしまった、みたいな。 愛の前に、経済力なのでしょうか、夢がないですが。
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