当ブログについて
カテゴリ
全体 -初めていらした方へ- 北海道 東北 北アルプス 上信越の山 首都圏 東京 関東 上州 甲信越 北陸 東海 近畿 中国地方 四国 九州 影のシリーズ 東京の滝 近畿 送電線シリーズ コンピュータの話題 その他 タグ
山(1580)
植物(1144) 郊外(914) 森(532) 朝日・夕日(468) 歴史・文化(281) 雪(254) 建築物(230) 都市(224) 川(189) 海(179) 湖沼(153) 紅葉(129) 夜景(110) 滝(86) 動物(75) 街(67) 乗り物(66) 島(41) おいしい食べ物(4) 以前の記事
記事ランキング
最新のコメント
フォロー中のブログ
「料理と趣味の部屋」 BAGUS! 但馬・写真日和 白金の森から ヒトは猫のペットである DTPサムライのブログ 未来はみじん切りのタマネギ ◎Minami-Alps... ハンマー音頭の写真日記 野のものたちの記憶 窓辺にて ローリングウエスト(^-... さぬき写真工房 にごろぶなの歌 写録番外編 さいたま日記 小さな森の写真館 (a ... BLACK BEANS ... Black Face S... 70410 日記のような写真を Life with Leica S H O P H O T O HarQ Photogr... Silver Oblivion toriko 風の通る庭 光と影をおいかけて 徒然なるままに 春の歌 春の香り くろねこのぶらり春夏秋冬 日記のような写真を2 そらいろのパレット 幸せごはんのJazzかげん シンシアの部屋 木陰のアムゼル2号庵 Soul Eyes 木陰のアムゼル3号庵 バリ島大好き 四月の魚 馬鹿の皮 画像一覧
|
2018年 09月 07日
※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 三重県、志摩市にて 旅行で悩むのは、宿。 一昔前ならば、当日に、地元の観光案内所に駆け込めば、何とかなった。 予約に縛られない、自由な旅だ。 でも、今はインバウンド需要も旺盛で、予め、キチッと宿を決めないと、ちょっと辛い。 仮に空いていても、コストパフォーマンスの低い宿しかない。 地方都市のビジネスホテルなども、最近は休日の方が高い。 ビジネス需要よりも、観光需要が多いのか。 そして、高くても、直前予約は厳しい。 ビジネスホテルどころかカプセルホテルでも、観光シーズンだと予約で埋まる。 自由な旅を、させてくれない。 さて、今回、志摩方面へ行こうと決めたのは、出発の3日ほど前。 志摩なら、サミットの開催をした、かの志摩観光ホテルにでも泊まり、フランス料理に舌鼓を打ちたいが。 予算もないし、そもそも、直前予約などまず不可能だろう。 他の宿も、宿泊予約サイトで探すも、大抵は予約でいっぱい。 そもそも、観光地の宿は、一人客は歓迎しないから、より難しいのだ。 そんな中、一人でも泊まれるゲストハウスが、空いていた。 格安の1泊2,500円、志摩観光ホテルと、桁がひとつ違う。 ゲストハウスは、相部屋(大抵は蚕棚みたいな二段ベッドで、カーテンで仕切ってプライバシーを保つ)が基本で安いのは道理だが、それにしても安い。 これだけ安ければ、多少、難があっても悪くないだろう。 泊まってみると、やはり、値段相応であった。 不潔ではないが、さりとてキレイとはいえず。 無駄に広く、それでいて雑然とした館内。 スタッフは、客商売的な愛想が皆無な、ズボラでやる気のなさそうな女主人が、ひとりだけ。 そんな宿だった。 この日は、僕を含めて二人しか泊まっていなかった。 宿には、宿泊客用の、談話室がある。 客が少なく、油断していたのか。 女主人は談話室のソファーにバテた犬のように、ダラリと寝転そべっている。 そうして、ポテトチップスをつまみ、ジュースを飲みながら、テレビを見ていた。 僕が、談話室に入ると、「しまった」みたいな顔して、座り直したが(笑) 正直、また泊まってみたいとは思えない、そういう宿である。 朝早く、チェックアウトして、近くの海岸で朝日を撮った。 精算は前の日にしたので、管理人を起こすのも悪いと思い、声をかけずに出た。 午前8時くらいであろうか、携帯電話に、宿から電話が入った。 何か、忘れ物でもしたのか? 「精算した時、ポイント分100円を引くのを忘れてしまいました」 思い出した。 宿泊予約サイトは、利用に応じて、ポイントが付く。 そのポイントを使っていたのだ。 「どうしましょうか」と女主人。 「もう、大王崎灯台を見学していますよ」 宿から、車で15分程度の観光地だ。 「車で、すぐお届けします」 「いや、100円ですから」 「でも」 大の大人が100円のために、わざわざ、呼び寄せて、待ち合わせをするのもなんだろう。 銀行振り込みや、郵便為替ならば、手数料のほうが高いし。 「ジュースでも、飲んでください」と僕。 「すみません」 まあ、流石に「テレビ見ながら、飲んで下さい」とまでの嫌みは言えなかったが(笑) ズボラだが、悪い人ではないらしい。 もう一度、泊まっても悪くないかも。 いや、でも、やはり泊まらないか。
by small-talk
| 2018-09-07 22:00
| 近畿
|
Comments(10)
Commented
by
sternenlied3 at 2018-09-07 22:49
この美しい朝日の情景の前後にそんなエピソードがあったとは。
国木田独歩だったら、「忘れえぬ人々」に付け加えそうな人物のよう(笑) 現代版「忘れえぬ人々」があったら面白いでしょうに。
0
シマカンに泊まって、高橋シェフの料理を食べる、というのがひとつの夢だったので行きましたけど。
また、行きたいです(笑) ホテルと食事が、山歩きなどと同等の、アクティヴィティと思うので。 シマカンの高橋忠之総料理長と、蕎麦職人の高橋邦弘。 世紀を跨いで走り抜いた料理界の天才、ふたりの「高橋」。 誰かこのふたりを一冊の本にまとめないかなぁ、と思っていたのですが、もはや遅いと言えるでしょう。
Commented
by
takeshi_kanazaw at 2018-09-08 09:03
カウチポテト・・・。何処かで聞いた言葉だが・・・。
判らないので、妻殿に聞きましたら、知ってましたね。 この宿の話、私の故郷の小さな漁村の雰囲気を感じました。 女主人?(雇われ人かも) 多分接客業の経験はないのでしょう。 それに、田舎人は都会人の感性が判らないのです。 逆に彼女にその地域の日常話でも聞くと面白かったかもしれませんよ。 田舎で暮らしている人の生活感が読み取れて、非日常な経験が出来たかも。
Commented
by
small-talk at 2018-09-08 10:50
Commented
by
small-talk at 2018-09-08 10:55
takeshi_kanazawさん、いらっしゃいませ。
「カウチポテト」死語かもしれませんね。 仰せの通り、おそらく、オーナーではないでしょう。 このあたりはサーフィンが盛んらしく、合宿などの利用が多いようです。
Commented
by
small-talk at 2018-09-08 10:59
iwamotoさん、いらっしゃいませ。
志摩観光ホテル、お泊りになり、羨ましいです。 伊勢海老、アワビ、松坂牛と、高級食材の宝庫の三重ですから、さぞ、美味しいでしょうね。 長坂の翁は、30年ほど前に行きましたよ。 当時から店内禁煙で、そういう意味でも進んでいました。
Commented
by
blackfacesheep2 at 2018-09-08 23:52
おお、荘厳な日の出ですね。
伊勢志摩、若いころは仕事でよく出かけました。 仕事なので、観光ってほとんどしなかったなあ・・・写真も撮ってません。 カウチポテト、あれって至高の時間つぶしですね。 B級アクション映画を見ながら、身体に悪そうなポテトチップスと甘い飲物・・・ いかんいかんと思いながら、時々無性にやりたくなるんですわ。(;・∀・)
Commented
by
small-talk at 2018-09-09 10:24
blackfacesheep2さん、いらっしゃいませ。
日の出の少し前の光景ですね。 仕事で伊勢志摩ですか。 羨ましいような、可哀想な感じですね(笑) カウチポテトは、B級映画が似合いますよね。 自堕落っぽい感じですが(笑)
Commented
by
kochira703 at 2018-09-09 11:51
small-talkさんのような旅も面白いなと、記事を読んで思いました。
ホテルの「おもてなし」は、ある意味で全国共通だけれど、 カウチポテト支配人のいるゲストハウスもまた、その地の日常の一コマですもんね。 もっともsmall-talkさんの手にかかればショートショートですが、 私もあまり泊まりたくはないですね(笑)
Commented
by
small-talk at 2018-09-09 15:19
|
ファン申請 |
||