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2018年 02月 12日
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 神奈川県・横浜市、べーリックホールにて 典型的な冬型の気圧配置の日和。 太平洋側は天気も良く、散歩がてら、横浜の街を歩く。 横浜・山手の洋館のひとつ、べーリックホール。 いわゆる、スパニッシュ・スタイルの建築である。 資料に依れば、イギリス人邸宅として、1930年にアメリカの建築家、J・H・モーガンが設計したという。 面白いのは、アメリカの建築家なのにスパニッシュ、だということ。 戦前(1915年)にサンフランシスコ・サンディエゴで開催された万博。 パナマ運河の開通を記念して、行われた万博である。 その会場は、スパニッシュ・スタイルで設計された。 サンディエゴは、比較的温暖な気候。 スペインのそれと、相性が良かったのか、アメリカではスパニッシュ・スタイルの建築が流行した。 つまり、べーリックホールが建てられた年代と重なる。 アメリカ経由で、スペインの文化が輸入されたのだろう。 スペインは、カトリック守護国家としての歴史が長い。 しかし、過去にはイスラム勢力による統治(アンダルス)もされていた。 8世紀から、約800年。 イスラム教とキリスト教の、文化の影響を受けた地なのである。 ヨーロッパでありながら、エキゾチックなのだろう、アメリカ人にとって。 つまり、大西洋と太平洋を渡って日本へ来た、ともいえる。 ここが終焉なのか、いや、違うだろう。 何時か、何所か、誰かが追行するのが、文化だから。
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| 2018-02-12 18:02
| 首都圏
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2017年 12月 16日
![]() ※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 東京都、千代田区にて 皇居にほど近い、和田倉親水公園。 テラスの椅子で、友人とマッタリ日向ぼっこをしながら、コーヒーを飲む。 持ち込みのコーヒーだから、恐ろしく安上がりなひととき。 地価を考えれば、これほどコストパフォーマンスの高いロケーションは、日本にないかもしれない。 テラスには、スズメが集まる。 元々、都心としては自然の豊かな場所だし、テラスでの飲食のおこぼれが目当てなのだろう。 この公園のスズメは、人間を恐れないらしい。 至近距離まで、彼らの方から、近づいてくる。 スズメたちを、花壇と一緒に、パチリと写す。 なんだか、剥製みたいな感じ。 考えてみれば、この身近な鳥をマジマジと眺める機会は、ほとんどない。 リアリティがあることが、逆に、リアリティがないのかも。 ▲
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| 2017-12-16 22:11
| 東京
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2017年 10月 29日
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 東京都・渋谷区、旧朝倉家邸にて どうも、このところ、週末は雨に見舞われる。 先週、今週と、続けて台風が日本に上陸。 野山で写真でも撮りたいところだが、流石に躊躇してしまう。 フラストレーション解消のため、都内で写真でも撮ることにする。 以前から気になっていた、代官山の旧朝倉家邸に出かけてみた。 正確には猿楽町に位置するが。 でも、この辺り一帯、ネームバリューの大きい「代官山」と呼ぶことが多い。 代官山のランドマーク的存在、ヒルサイドテラスも、実は、猿楽町にある。 ところで、ヒルサイドテラスのオーナーは、朝倉家。 元々、この近辺の名家なのだろう。 成金の不動産会社と違い、代官山をこよなく愛してのだろうか。 商業施設だが、街の景観を考えた建築には、風格がある。 その名家の旧邸は、やはり風格がある。 大正時代の、下町が関東大震災の大火で失った頃の住宅が、今も現存しているのは、珍しいという。 スダジイの木を活かした、苔の日本庭園も素晴らしい。 旧邸の窓から、ヒルサイドテラスのブティックが、見えた。 大正の来し方から、未来を望むように。 ▲
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| 2017-10-29 00:22
| 東京
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2017年 07月 01日
![]() 東京・王子付近は、いわゆる武蔵野台地の端に位置する。 高台には飛鳥山公園、低地には東北線と新幹線の高架線路。 その公園と線路の間に、崖に沿う小径があり、紫陽花が植えられている。 通称、あじさいの小径。 列車の轟音が響くなか、それでも、季節を忘れず、彩られる。 明日は、都議会選挙なので、選挙ネタでも。 僕は、期日前投票派である。 こんな事を言っては叱られるかもしれないが、選挙の当日、天気が良かったら残念ではないか。 かといって、棄権するのももったない。 というわけで、事前に投票を済ませておく。 さて、期日前投票は、損か得か。 投票しようが、一票の重みが変わる事はない、損得など有るわけない、と思われるだろう。 でも、ふと、あることに気が付いた。 期日前投票とはいえ、一応、民主主義国家の日本では、秘密投票。 誰が誰に投じたかは、分からない。 つまり、期日前投票をして、選挙当日までに投票者が死んだ場合は「得」となる。 死んだ人間には選挙権はないが、有効票となるからだ。 しかし。 では、期日前投票で投じた立候補者が、選挙当日までに亡くなった場合はどうなるか。 当然、死人には被選挙権はない。 つまり、期日前投票で投じた票は、無効票扱いとなり「損」をする。 極端な話、18歳の人が、120歳に投票すると、仮定しよう。 18歳の人が、1〜2週間で亡くなる確率は非常に低い。 でも、120歳の人など、かなり高い。 18歳の人が期日前投票をするのは、おそらく損である。 こういうケースでは、投票日当日まで、立候補者が「生きている」ことを見極めた方が、断然お得なのだ。 結論として、期日前投票は… 投票者よりも、立候補者のほうが早死にしそうなら 〜そういう表現は宜しくないので〜 平均余命が短いなら、損する確率が高い。 逆に、概して、自分よりも年下の候補者ならば、得するわけだ。 つまり、投票する人物の年齢や健康状態で、期日前投票をするかどうか決めるのが、賢い選挙民の投票術といえる(ホントか?) などと、期日前投票をしながら、下らないことを考えたのだが。 因みに、衆議院議員の平均年齢は53.2歳、都議会議員は53.0歳。 五十にして天命を知る、みたいな、お方ばかりならば、それでも良いが。 どちらかというと、小人は天命を知らずして畏れず、みたいな人が多い気がする。 政治家の年齢は高いが、僕のそれも、もうすぐ追いつく。 あともう少しで、期日前投票のほうが、得となる歳になってしまう。 己の体力の低下を見るにつけ、やっぱり、若返りって必要なのかも、政治家においても。 ▲
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| 2017-07-01 10:04
| 東京
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2017年 04月 27日
![]() ※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 東京都、板橋区にて ニリンソウの花が、風に揺れる。 東京・板橋の自生地は、ほぼ毎年訪れている。 いつもの場所に、いつもの花。 ニリンソウは、今年も咲いていた。 板橋の群生地は、大規模団地で有名な、高島平にほど近くにある。 団地は1970年代の高度成長期に建てられ、当時はモダンな新興住宅地だった。 当時は珍しい高層住宅。 駅と直結し、一階にはショッピングモールがあり、雨に濡れずに買い物が出来る。 応募が殺到し、入居が難しかったという。 そのモダンな高層団地も、今は昭和の、レトロスペクティブな哀愁が漂う。 もう少し、辛辣な表現を用いるならば、失礼ながら、斜陽の光漂う、どこか古ぼけた街なのである。 年月を経て、輝いていたものが、古くなる。 盛者必衰の理を表す。 でも、古く衰えゆくものも、寂しいけれど、どこかホッとするのも、事実なのだ。 未来を夢見るだけではなく、過去を顧みるのも、心の拠り所であり、糧なのだろうか。 ニリンソウを愛でた後、駅まで戻る。 春にしては汗ばむ陽気で、一足早い夏バテ。 この街にしてこの店、という感じの、昭和風の喫茶店に入り、ひと休みする。 純喫茶の、昔ながらのコーヒー。 ミルクは、プラスチック容器のコーヒーフレッシュではなかった、当然のように。 陶器のミルクピッチャーから、濃厚なクリームをコーヒーに入れる。 そうして、過去と現在を取りなすように、ゆっくりとかき混ぜた。 ▲
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| 2017-04-27 08:07
| 東京
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2017年 04月 25日
![]() 埼玉県、戸田市にて 戸田というと、財政の豊かな市のイメージがある。 事実、2016年度の市町村別の財政力指数は、全国19位。 電源立地や著名観光地が上位を占める中、近郊の衛星都市としては、とても優秀な財政状況だ。 戸田市には、競艇場がある。 競艇配分金、つまり、競艇場の上がりが市政を支えている、ともいう。 もっとも、公共競技は1990年代をピークに衰退していおり、最近はさほどでもないらしいが。 サクラソウというと、さいたま市の田島ヶ原が有名だが、昔は荒川の流域のそこかしこに咲いていた。 戸田にも、自生していて「市の花」にも制定されている。 しかし、宅地開発や河川の護岸などで、現在はほぼ絶滅。 河原の公園の一角に、再生・保護地区を設けているのみである。 上の写真は、その一角で撮った。 ところで。 僕は、ギャンブルには、縁がないので、聞いた話なのだが。 戸田競艇では、「プリムローズ」という名のレースを開催している。 プリムローズはサクラソウの英名。 戸田ゆかりの花名を、冠したのだろう。 でも、昔は河原を埋め尽くしていたサクラソウも、今や風前の灯火。 何となく、ギャンブルの命名としては、心許ない。 じり貧の、豊富な賭け金が、いつの間にかスッカラカンとなる感じ。 もちろん、サクラソウに非はない。 というよりも、犠牲者であり、被害者であろう。 人間の「進歩」という名の、ギャンブルに翻弄された徒花として。 ▲
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| 2017-04-25 19:00
| 首都圏
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2017年 04月 09日
![]() ※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 東京都、豊島区にて 開花宣言も束の間、早くも散り始めた桜。 今年はろくに、桜を愛でていない。 曇りのパッとしない天気だったが、染井墓地へ出かけた。 この界隈は、染井吉野発祥の地。 流石、本家本元は綺麗、な気がする。 でも、考えてみれば、接ぎ木でしか増えない染井吉野は、個体差がない。 少なくとも、遺伝的にはクローンなのだから。 だから、発祥の地だから綺麗などということはない。 いわば、ハンバーガー店のチェーンか何かで、1号店のは旨い、などというのと同じであろう。 全国どこでも、染井吉野の美しさは、変わらないのである。 染井墓地は、著名人の墓も多い。 高村光太郎、智恵子夫妻も、ここに眠る。 「本当の空」のない東京で、気の毒だと思う。 せめてもの救いは、故郷と同じ染井吉野が、花開くことなのかもしれない。 ▲
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| 2017-04-09 19:00
| 東京
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2016年 12月 11日
![]() ※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 東京都・文京区、新江戸川公園にて 新江戸川公園は、元肥後熊本藩の下屋敷。 今は区の公園だが、きちんと日本庭園として整備している。 川を模した水の流れに、紅葉が映る。 目白から早稲田にかけての、神田川近辺には庭園や公園が多い。 この近辺は、大名の下屋敷が多かった。 椿山荘は久留里藩、早稲田大学が経営するホテルの裏にある大隈庭園は松平讃岐守の下屋敷。 早稲田キャンパスの隣りにある甘泉園は、徳川御三家・清水家、東京都区内の最高地点・箱根山は、尾張藩の下屋敷だった。 江戸時代の事情は疎いので、よくわからないのだが。 これだけ、至近距離に下屋敷が集中していると、近所でばったりほかの大名とあったりして気まずくないのかな、とも思う。 御三家とか譜代とか外様とか、大名でも色々、順位があるだろう。 下屋敷はいわば別邸。 今でいえば、軽井沢の隣の別荘主が、会社の嫌な上司、みたいな感じだったりするのと、似た感覚なのか。 リゾート気分が、台無しになりそうである。 それとも、そんなこともなく、互いの庭に招いて、茶会でもするのだろうか。 大人のお付き合いというか、さほど利害関係が緊張していないのなら、金持ち同士、楽しく交流しても不思議はない。 そういえば、新江戸川公園にも、庭園を眺めながら抹茶を頂ける。 添えてある菓子は、熊本銘菓の加勢以多(かせいた)。 江戸時代の、細川家の献上品だったという。 もしかしたら、下屋敷に招いた客にも、振る舞っていたのかもしれない。 ▲
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| 2016-12-11 19:24
| 東京
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2016年 12月 07日
![]() 東京都・文京区、椿山荘にて 椿山荘の、椿山荘だから、椿の花。 まだ12月なので、サザンカかもしれない。 もっとも、サザンカもツバキ科・ツバキ属の植物だから、椿といっても差し支えない、ことにしよう。 椿山荘は、やはり結婚式場として有名であろう。 東京に住んでいる人ならば、一度や二度、披露宴に招かれたことがある、そんな場所だ。 最寄り駅は目白か江戸川橋で、意外と遠くて不便。 でも、格式ある立派な日本庭園があるのが、人気の秘密であろうか。 椿山荘はホテルなので、別段、結婚披露宴に招かれていなくとも、パブリックスペースの日本庭園は見学出来る。 もっとも、せっかくだから、ラウンジで名物の紅茶を味わうなり、日本庭園のそば処で舌鼓を打つなりすると、楽しいとは思うが。 小春日和の爽やかな日射しの元、日本庭園で、結婚式の女性招待客が歓談していた。 「結婚式は良いよね、参列するとそう思うよ」 「そうそう、見ていたら、私ももう一度、やりたくなった」 どうやら、既婚者らしいが、もう一度行いたい種類のものなのか。 ふと、疑問が頭の中に浮かんだ。 それは、今の配偶者ともう一度、結婚式をしたいという、無邪気な願望なのか。 それとも、新たな伴侶を迎えたい、ということなのか。 まあ、椿も二度咲きすることもあるから、どっちでも良いのだが。 ▲
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| 2016-12-07 20:00
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2016年 11月 23日
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※写真をクリックすると、拡大してご覧いただけます。 東京都・文京区、六義園にて 六義園は、徳川綱吉の家臣、柳沢吉保の下屋敷である。 下屋敷とはつまり別邸、今でいえば、近郊にある別荘のようなものであろうか。 柳沢吉保は、時代劇などでは、大抵、悪役として描かれている。 忠臣蔵では、吉良上野介にはお咎めのない判決をしたとして、黒幕的な悪役が常である。 おそらく、庶民感情的に、柳沢吉保は人気がなかったのだろう。 綱吉の時代、いわゆる元禄時代には、江戸は天災に見舞われた。 1703年に元禄地震が起きる。 マグニチュード8、江戸の町では震度6程度。 地震で縁起が悪いと思ったのか、元号を宝永に変えてまもなく、1707年にマグニチュード9クラスの宝永地震、続いて富士山の大噴火。 富士山周辺の駿河や相模は壊滅的、江戸周辺も数センチメートルの火山灰が降り積もった。 当然、経済は低迷・混乱した。 天災は、為政者の責任ではない。 しかし、庶民にしてみれば、綱吉や、その家臣である、柳沢吉保に対する不満はくすぶる。 特に、異例の出世をした吉保は、それでなくとも僻まれる対象だから、「悪役」になるのは致し方ない。 六義園には、「藤城峠」という小さな山が造られ、「富士見山」ともいわれている。 今は、ビルに阻まれてしまったが、江戸の昔は、富士山がよく見えたであろう。 吉保は噴煙を、藤城峠から眺めたのか。 そして、眺めたとしたならば、世の行方を案じたのか、それとも己のそれを案じたのか。 ▲
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| 2016-11-23 20:32
| 東京
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